ワーママが気が向いた時に更新するブログ(仮)

1歳児育児中のオタクママがつれづれ日々のことを書きます。

クループ症候群入院記

先日、10ヶ月の子がクループ症候群と診断され、入院することとなった。小児の付き添い入院は大変だという話はTwitterでよく目にしていたので覚悟はしていたが、やはり大変だったので、記録に残しておこうと思う。

 

土曜夜:夜間救急に駆け込む

水曜日あたりから咳はしていたのだが、日に数度、思い出した頃にする程度で回数は多くなく、熱や鼻水といった他の症状も見られなかったため、様子を見ていた。金曜の夜、咳の回数はやはり多くはなかったが咳き込み方が苦しそうに思えたので、土曜の午前中に小児科に行き、薬を処方してもらった。午後から咳の感じが変わってきたように感じ、家にあった本とネットで調べたところ、クループ症候群に該当する気がしたため、夫に話し、夜間救急に連れて行こうかと話をしていたところ、激しい咳をしてミルクを吐いたため、夜間救急に連れていくことにした。

夜間救急では、2、3日前から咳はしていたこと、熱はこれまで出ていないこと、午後から急に咳の音が変わったことなどを話し、動画に撮っておいた咳の様子を見てもらった。診断結果は、クループ症候群疑い。夜間に悪化することがあるため、大きな病院にかかった方がいいと言われ、紹介状をもらい、市立病院に向かった。

 

土曜深夜:入院決定

夜間救急で受けなかったコロナの検査をすると共に体温を測ったところ、発熱していた。診断結果は、クループ症候群。喉がかなり腫れていることから入院を勧められたため、そのまま入院することとなる。夫には荷物を取りに帰ってもらい、私は子と共に病棟へ移動した。

子は点滴と抗生剤が投与され、足に心拍と酸素飽和度を測るモニターをつけることになった。

 

日曜朝〜月曜昼:高熱、下痢

24時間点滴、日に3度の抗生剤投与、吸入(水蒸気状?になって機械から出てくる薬を吸いこむ処置)、検温等を定期的に行う。元気はないが、医師や看護師による問診や処置の際は嫌がって大泣きすることもあった。抗生剤のせいで下痢気味になってしまっているせいか、解熱のための座薬がなかなか効かない。咳の感じは入院した時よりも改善していったが、まだ苦しそう。できればずっとそばについていてやりたいが、トイレに行ったり所用を済ませるためそばを離れなければならないことがあり、そのたびに大泣きする子を残して部屋を出るのが辛い。寝ていてくれればいいのだが、ベッドの柵をあげる音で起きてしまうこともあり、歯を磨いたり顔を洗うこともままならない。点滴中は尿の量を測るために交換したオムツを測らねばならず、尿の量や授乳量、体温や症状を指定された用紙に書かなければならないのも手間で大変だった。日曜、月曜の2日間が一番長く感じた。

 

月曜夕方〜火曜夜:37°台まで解熱、鼻水と痰の吸引、母3日振りの入浴

整腸剤を処方され、座薬が効いたためか熱が37°台まで下がり、持ってきたおもちゃで遊んだり身の回りのものに興味を示す余裕が出てきた。食も進むようになり、薬も比較的進んで飲んでくれるようになった。熱と咳が落ち着いてきた代わりに鼻水と痰の症状が出てきたため、鼻水と痰の吸引をしてもらう。

火曜の日中、子が所定の時間に寝てくれたためやっと入浴ができた。日曜の夜、風呂に入らずに家を出ていたので3日振りの入浴だった。それまではボディシートとドライシャンプーで凌いでいたため、かなりしんどかった。

 

水曜朝〜夜:点滴とモニター外れる、入浴許可、洗濯

かなり元気になっていて、活発に動き回る子とベッドに閉じこもっている生活がしんどくなってきた。食事がとれるようになり、熱も下がったので点滴とモニターが外れ、病室の中を抱っこで移動できるようになる。お風呂の許可も出て、一緒にお風呂に入る。知らない場所だからかガクガク震えて泣いたが、湯船に入ると落ち着いた。

血液検査とレントゲン検査の結果がよければ退院、と思っていたので先生から「このまま体調が良さそうであれば退院」と言われて驚いた。夜、やっとの思いで洗濯ができた。

 

木曜朝〜昼:退院許可、手続き、退院

朝の回診で先生から退院許可がおり、バタバタっと退院。薬や手続き待ちの間に入院中に子についていた看護実習生と実習生の大学の先生と話をする。金曜に退院予定だったため、夫は金曜に休みを取ってしまっていたが、仕事を抜けて迎えにきてもらった。

 

所管

こうして振り返ってみると、思っていたよりも子の回復は早かったように思えるけど、入院中は1日1日がとんでもなく長く感じた。

有料だが付き添い食は出たし、寝る場所も子の添い寝ではあったが足を伸ばして寝られたので環境的にはマシな方だったとは思うが、24時間病児を1人で見るのはとにかくしんどかったし、特にお風呂に入れなかったのは本当に辛かった。

たまたま入院していた時期が看護実習の期間だったらしく、子に実習生がついたのは逆にラッキーだった。ちょくちょく顔を見せに来ては話し相手になってくれて、子に声をかけたりあやしてくれたりしたので精神的にとても助けられた。

 

最後に

子を夜間救急に連れていくにあたって、家に置いていた本が役に立った。買っておいてよかった〜

「マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK」 佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム[生活・実用書] - KADOKAWA

あと誰かのブログに載っていたクループ症候群の咳を録音した音声も参考になったんだけどちょっと見つからなかった。

私が撮った子どもの咳の動画を参考までに貼っておこうと思う。(音声のみに加工してあります)うちの子もしかして…と思っている保護者の方の参考になると嬉しい。

えこちゃん on Twitter: "@no_TL クループ症候群と診断された時の咳の様子 https://t.co/KRrZDtDJt9" / Twitter